PA9T(ポリアミド9T)とは 用途・実績
PA9T(ポリアミド9T)とは
PA9T は(株)クラレが原料モノマーから独自開発した新しい耐熱性ポリアミドです。
工業用プラスチックとして、低吸水性、高耐熱性、高耐薬品性、寸法精度に優れており、電子部品や車載部品への用途として使用されています。
(株)クラレでは「Genestar(ジェネスタ)」という商品名、またPolyplastics(株)では「PLASTRON(プラストロン)」のPA9T-GF(CF)グレードでの展開があります。
PA9Tはコストや加工性でのバランスが良く、身近なところで用いられています。例えば携帯電話に搭載されているカメラモジュールやパソコンの内部のコネクタ・スイッチとして使われております。耐熱性があり 寸法精度が出しやすいことが理由としてあげられます。
さらに5G基地局用のDDRコネクタとしても採用されており、その背景として低吸水性と高強度特性による表面実装方式(SMT方式)でのハンダ付けを可能にしている事があげられます。
またもう一つの用途として車載部品として利用されています。
金属のように強度が高く、また薬品に対しても強いため、金属部品に置き換わる材料としてギアや配管などに採用されています。
今後の車はEV(電気自動車)化やCASEの進展で機能デバイス搭載量が増えるため耐トラッキング性が高いPA9Tが評価を受けています。
PA9Tでの部品製造をご検討されておりましたらお気軽にお問い合わせください。最適な形状をご提案させていただきます。
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PA9T 一般特性(例:Genestarジェネスタ)
PA9T成形条件(例:Genestarジェネスタ)
PA9Tの用途
ヒューズカバー
スマートフォン用カメラモジュール
ジェネスタGenestar@クラレ
PA9T<ジェネスタ>は、クラレが原料モノマーから自社開発した、新しいポリアミド系エンジニアリング・プラスチックです。低吸水性、高耐熱性、高耐薬品性および寸法精度に優れ、電気・電子部品や自動車部品へ用途を広げています。
より文章引用
自動車部品用途では水気がある箇所やクーラータンクにも採用されています。また電気自動車向けにも検討されており、繊維用途やフィルム用途での展開が期待されています。
山田精工の15ミクロン極薄成形技術
プラストロンPLASTRON@Polyplastics
PLASTRON LFT PA9T-GFグレード
長繊維強化熱可塑性樹脂