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LCPとは 各社LCP実績紹介

LCP(液晶ポリマー)とは

LCPは「Liquid Crystal Polymer」の略号で、日本語では「液晶ポリマー」「液晶ポリエステル」と呼ばれます。
耐熱性難燃性に優れたスーパーエンプラの一つで、その中でも低吸水性成形性に優れている樹脂です。
高い寸法精度が必要とされる超精密成形や高流動を活かしての薄肉成形品に用いられ、具体的にはコネクタやボビン、リレーなどの電気電子部品やモーター部品、自動車でも耐熱性を生かした電装部品などの用途として用いられています。

弊社でもスマートフォンのカメラモジュール部品や光ピックアップ部品のレンズホルダーなど様々な電子部品に使用してきた実績があります。その長年LCPを扱ってきた実績により積み重ねた成形ノウハウや、高温樹脂対応用にカスタムをした成形機を多数保有しています。
LCPのデメリットとしては、衝撃や摩耗性が弱く、ガスが発生しやすい、バリが出やすいなどがあげられます。
弊社ではミクロン単位で製作し、組み込まれた精密金型を用いてバリの発生を抑えています。

今後はLCPの高周波特性を生かした5G周辺部品としての用途が期待されています。
LCP部品をご検討されておりましたらお気軽にお問い合わせください。材料選定から形状までご提案させていただきます。

ザイダーXYDER(JX液晶)

ザイダー
●実績グレード
G430/MG-350/FC-110/RC-210/CM-328/CM-421/CM-521/CM-529/CM-527

近年ではカメラモジュール用の超精密部品向け高耐熱樹脂に特化しています。
薄肉フラット部品
薄肉フラット部品

部分薄さ:0.1mm/平面度:0.01mm以下
ネジ抜き機構付き精密部品
ネジ抜き機構付き精密部品

より高精度を実現するため、独自のネジ抜き機構を導入

スミカスーパー(住友化学)

スミカスーパー
●実績グレード
E5002L/E5006L/E5008/E6008/E6008 MR

樹脂端子ボビンや光ピックアップボビンの材料である高耐熱、超高耐熱グレードを中心として実績があります。
樹脂端子ボビン
樹脂端子ボビン

ステッピングモーター用コイルボビン、金属端子を樹脂に置き換えます
光ピックアップ部品
光ピックアップ部品

耐熱性が求められるDVDドライブに使用されます
実装基板部品
実装基板部品

ヒューズを保護するカバーとして用いられます

ラペロス(Polyplastics)

ラペロス
●実績グレード
E463i/E525T 標準・SMT対応 低発塵性/E530T/S135 高耐熱・高温剛性 GF強化

ラペロス® LCPは、エンプラの常識を超えた薄肉・高流動性が特長で、「スーパー」エンジニアリングプラスチックの代表です。耐熱性に優れ、桁違いの機械的強度を持ち、薄くなればなるほどその強度が増すという特異な性質と、金属に近い低線膨張率を有しています。
タブレット端末やスマートフォンなど、小型化が進む最新IT機器の超小型精密コネクターに多く利用されています。世界シェアはNo.1※で、全体の37%を占めています。

※出典:富士経済 『2017年 エンプラ市場の展望とグローバル戦略』
高精度成形品
高精度成形品

スマートフォンのカメラ部品/高性能化、小型化の技術革新品/寸法公差0.05mm以下

UENO LCP(上野製薬)

UENO LCP
●実績グレード
UA201 低ソリ

コネクタやケースなどの薄肉部品用途としての材料で、実績を積んでいます。
デジタルカメラ部品
デジタルカメラ部品

ファインダー部品など
電子部品
電子部品

電子部品ケースなど

ベクトラ(セラニーズ)

ベクトラ
●実績グレード
MT-1300

金属の注射針をプラスチックにするという新しい発想です。
プラスチック製マイクロニードル
プラスチック製マイクロニードル

LCP製医療機器、肉厚0.015mmの成形が可能です
医療機器部品
医療機器部品

金属からのプラスチック化、一体化によって作業効率を上げることができます
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